幕の内弁当とは、ご飯と数種類のおかずからなっているお弁当の事を言います。幕の内弁当そのものの歴史は古く、外出の時の食事として持って行く事が定義となっています。幕の内弁当が出だしたのは江戸時代の後期であり、料亭などがお芝居を見に来たお客様や劇場の中にある食堂に来てくれたお客様のために製造して販売をするようになったのが本格的な始まりであり、今の原型となっています。また明治時代以降になってからは、鉄道の駅や列車内で販売されている鉄道旅客向けの弁当である駅弁の様式として世の中に広まったのであります。最近では特定の食材を重視した弁当が広まっていったためコンビニエンスストアやスーパーマーケットに行くと多様な弁当が売られるようになってきましたが、その中でも幕の内弁当は一定の勢力を維持しているため依然として根強い人気のある弁当であります。また、弁当を宅配している業者でも根強い人気である幕の内弁当の中身は、白飯か炊き込みご飯などのご飯ものや海苔、佃煮、焼き魚、卵焼き、揚げ物、漬物、煮物などが大半の弁当の中に入っておりますが、中にはハンバーグやオムレツ、ソーセージなどが入っているものもあります。そのため中に魚やお肉、野菜などの栄養バランスが考えられている事が人気の秘密であります。また、宅配弁当の中には出来たてのお弁当を宅配してくれるところもあり、そこで注文をすると温かいまま食べられるのも魅力の一つであります。このように幕の内弁当が人気である宅配弁当屋とは、栄養バランスを考えてお弁当を作っているのであると言えます。 |